Awareness - 認知 (Attention) --- なぜGPSが必要?

GPS購入のきっかけになった事件

2004年型OCR2 荒川 2005年6月、10年以上乗ったMTBから初ロードバイク(GIANT OCR2)に乗り換えてちょうど1年経過した時期だ。
長距離に自信と興味を持ったので、練馬-高崎の往復230km(予想)を挑戦した。
荒川サイクリングロード(以下サイクリングロードをCRとする)と利根川CRを乗り継いで往復した。
CRは途中で途切れるが、右岸と左岸を入れ替えればどんどん上流に進める。
しかし、そもそも初めての場所、初めての道なので、右岸と左岸を入れ替える橋を間違えたら戻る、不安なら戻るを繰り返し、時間が予想以上に掛かった。

それでも練馬の自宅を朝6時に出て、予定より1時間遅い午後1時に高崎で昼食をとれ、帰路につけた。
復路の利根川CRでは、荒川CRの切り替えの橋の風景が頭の中で混乱して、右岸・左岸を切り替える橋が分らない、右岸・左岸を必要以上に切り替えすぎて道迷いに拍車を掛けた。

そんなことで、熊谷に着いた頃にはどっぷり日が暮れてしまった。

熊谷から真っ暗な荒川CRをしばらく走ったが、あの広い河川敷、ついに河川敷内で迷子になった。
光がある建物に近づけば道が行き止まり、CRだと思って走っていた道は、立ち入り禁止のどこかのメーカーのテストコース。地図は暗くて確認できない、そもそも、荒川のどこに居るのか分らない。腹は減るし、水は飲み干すし、本当に怖かった。もう、あれはこりごりだ。

この経験が元で、GPSがどうしても欲しくなった。

でも、お金を掛ける前に、まず、自転車のハンドル部に付ける地図用の「台」を買った。走行中、停まらずに地図が見れると思ったからだ。ツーリングの時に使うらしいが、デブ症(私)の場合、1回使っただけになってしまった。つまり、ちょっと使いにくかった。

自転車のハンドル部に付ける地図用の「台」

荒川での迷子から3年たった2008年、あの恐怖心から限界が来て、ついに、2008年の9月にGPS付きケータイを買った。しかしこれは失敗だった。人造物のある場所なら確かに自分の位置が分りやすい。しかも、自分の守備範囲内の地域(つまり行ったことがある場所)なら尚更良く分る。ただ、初めての道でしかも人造物の無い山の中で峠越えしている最中はダメだ、即座に「次の目標の場所まであと何キロ」が分らない。これでは意味が無い。携帯だから場所を取らないのはいいけど、「欲しい物」にはならなかった。


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