◆ブルペや長距離走行で道案内(ナビ)させる方法と自転車への取り付け◆

ブルペや長距離走行で道案内(ナビ)させる方法

GPS を購入したら自転車や徒歩でもカーナビのようにナビさせたい。目標地点まであと何km?、もしくは、あと何kmで右左折?、とか、知りたいわけです。
GARMIN 60CSx や eTrex Vista などは2つのナビ機能で道案内をサポートしてくれます。2つのナビ機能のひとつは自動ルート検索、もうひとつは決まっているルートを自分でデータ化してGPSに記憶させてナビさせます。後者はミスルートしたくないブルペや、GARMIN GPS を持っている者同士がきっちり同じ道を辿る時に有効です。また、自転車の遠乗りで初めての場所に行く時は、予めルートデータを入れておくことにより、ドンピシャで目的地に着けます。

GARMIN 60CSx や eTrex Vista と UUD の地図にはちょっとクセがあるようで、それやコツが分れば、GPS を100%使いこなせると思います。

ルートデータを作って自転車や徒歩でも、GPS でキチッとナビらせる。

用意するもの : GPSと地図データです。
参考ページ: GARMIN 60CSx と UUD の地図

GPSを設定する
参考ページ: GPS設定パラメータ

ルートデータを作成する
参考ページ: ルートデータ作成

GPS を自転車に取り付ける
自転車への取り付け

その他の情報
GARMIN GPSmap 60CSxの使い方 備忘録




GPS(GARMIN 60CSx) 設定のワンポイント

【Lock on Road】

60CSx の設定の中に、"Lock on Road" ってのがある。GPSの誤差修正目的か。GPSが認識した位置が道路を外れていたら、異常とみなし、自動的に道路の上に自分の位置を補正してくれる。 この設定をOFFにすると、GPSが認識している位置を素直に地図上で示す。つまり、地図にある道路に勝手にすっ飛ばされないのだ。
デブ症(私)の自宅は、UUDの地図や国土地理院の地図では畑の中にある。1999年までは区民農園の畑だったと近所のひとに聞いたことがある。その自宅でGPS測位すると、OFFならちゃんと家を示すが、ONにすると一本隣の道にすっ飛ばされる。【Lock on Road】とは、そういう機能だ。
"Lock on Road"をONにして、自転車で荒川サイクリングロードを走るとどうも変だ。
荒川サイクリングロードまでは外環道路の隣の道を使うわけだが、高速道路にいると認識したり、サイクリングロードを走行中でも近くの公道をにいることになっていた。

ということで、自転車の場合、この機能はOFFにしたほうがいい。もちろん、自分が公道上にいれば、GPS の画面でもちゃんと道の上を示しているから、事実上、徒歩でもクルマでも全く問題く使える。なので、ONにする必要性は感じない。って、ことで、これの設定はOFF。


【Calculate Routes for】
この設定項目は、この60CSxを何の目的で使うのかを設定する。自転車だからと言って、Bicycleにする必要はない。
ブルペやロードバイクで使用するなら、経験上、「Car/Motorcycle」がベストだ。
「Bicycle」の設定にすると、GPS は、ぐねぐねと細い道を入りたがる道案内の指示を出すので、スピードが乗らないし、ブルペの場合、指定路からコースアウトしてしまう可能性がある。
しかも、ルートから外れてしまった(ミスコースした)場合、迂回のルートをGPSは再計算する訳だが、この再計算にかかる時間が「Bicycle」は「Car/Motorcycle」より長い。ロードバイクで時速30km/h位でミスコースしてしまって、迂回路の指示が出てくる頃までにはだいぶ距離を走っている可能性がある。こうなると時間と体力が無駄になるし、GPSの意味もなくなる。

また、ルートデータを作るにも「Car/Motorcycle」がいい。「Bicycle」だと前述のように、くねくね不要に曲がるので、不要なくねくねを正規のコースに戻すために、補正目的のウェイポイントを多く打つ必要が出てくる。その結果、ウェイポイントの数が増えてしまう。 100kmあたり40個前後のウェイポイントを目標ににまとめたいところだ。
60CSxのウェイポイントの上限は1ルートあたり250個前後なので、100kmあたり40個前後のウェイポイントにまとめると、600km までのコースは、1ルートのデータファイルに収められる。
つまり、要するに、ロードバイクが走る道は舗装路なので「Car/Motorcycle」であり、こう設定することにより、結果的にウェイポイントの設定数がハードウェアの容量に収めることができるのだ。
最後にMapSourceを使うわけだが、そのMapSourceでも「Car/Motorcycle」としないといけない。



関連:GPS GARMIN 60CSx クルマでカーナビ



ハンディGPS GARMIN 60CSxの自転車への取り付け (GARMIN純正バイクマウント)

価格がお手ごろな自転車用GARMIN純正バイクマウントは使いやすい。
パチンとはめるだけだ。サブ・ロードバイクで愛用しています。

スピードメーターとライトは、ミノウラのスペースグリップを使って、ハンドル周りを整理します。

ガーミン GARMIN GPSmap 60CSx 自転車用 バイク マウント
  • 径の太いハンドル用のGPSアッタッチメント、60CSx以外のハンドルバーマウント一覧
  • その他のミノウラ スペースグリップ一覧

    ハンディGPS GARMIN 60CSxの自転車への取り付け (自作マウント)

    自転車にGPSを取り付ける

    GARMIN純正のバイクマウントや、頑丈そうなRAMマウントでもいいが、たまたま手元にあった自転車パーツなどでバイクマウントを自作した。

    ポラールの腕時計型のスピード計のマウントとダイソーの100円ショップで買ったペットボトルホルダーをくっつける。それだけ。

    自作GPSマウント ダイソーのペットボトルホルダ

    もし、ポラールの腕時計型のスピード計のマウントが手元になければ、下の腕時計マウントを買うことになりますが、どうせ買うなら、もう少しお金を足して、 上の ガーミン純正のバイクマウントのほうがいいかも知れません。


    ハンドル周りの整理に
    ミノウラ スペースグリップ一覧


    自作手順


    まず、ペットボトルホルダの不要な部分を糸鋸で切る。
    次にその加工したペットボトルホルダを、インシュロックタイでポラールのマウントにくっつける。これだけ。おわり。

    実際は、写真にはありませんが、ちょっとぐらつくので、日本酒の一升瓶のキャップをペットボトルホルダとGPS本体の間に置いています。
    GPS本体のクリップが、ちょうどペットボトルホルダの溝にガッチリ噛み付くので、ちょっとやそっとじゃ外れません。使い心地もまずまずです。




    ←自転車への取り付け時、ハンドルに滑り止めとして、バーテープの残りを1周だけ巻きました。



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